茶道体験教室を京都で一人でやっている私が、どうして異業種のグループホームを運営しようと思ったか?
茶道を観光のお客様に教える仕事は、私が一番好きな仕事ですが、
お客様はだいたい一見さんで、外国人の方がほとんど。まさに一期一会です。
お客様と継続的な関係を築くことが、ほぼないのです。
だから楽しい!!と思う一方で・・少し寂しいと思う面もあります。
何か、継続的な事業をできないだろうか。
ずっと考えてきて、様々なジャンルを学び、挑戦もしました。
例えば、ネットビジネスや、コンサルティングなど。
ただ、人のためになるから、頑張ろうと強く信じられることになかなか出会えませんでした。
そんな時、サポートをしてきた親御さんや家族が高齢になって自立が必要になり、
住む家を必要としている障がい者の方や、自立を目指したいけれど一人暮らしは難しいので困っている方がいらっしゃることを知りました。
困っている人がいるということ。
家が必要だということ。
想像すると、約3年前の自分を思い出しました。
茶道体験教室を立ち上げた当初は、無職のシングルマザーだったので、なかなか仕事も見つからず、世間から結婚していない「未婚」に対する偏見もあり、
「当時の私はとてつもなく暗かった」と今になって周りに言われるほど、心が辛かったです。
障がい者さんの気持ちになることはできないし、ちゃんと理解しているの?と言われたら、自信はないけれど、困っている人のサポートができる事業なら、力になれるなら、やってみたいと思いました。
100%自信がありで完璧とは言えない、オーナーですが、
学ばせていただきながら、入居者さんが安心して暮らせる家を作りたいと思っています。